平成16年11月13日〜平成17年2月26日におこなった夢ワカメ・ワークショップの記録です。
第1回ワークショップ〜種糸の取り付け
平成16年11月13日(土)、14日(日)
今年も夢ワカメ・ワークショップの季節がやってきました。今回は「第25回全国豊かな海づくり大会かながわ大会」のプレイベントとして、みなとみらい21地区臨港パーク内の潮入の池前でワカメを育てます。今日、明日の二日間、会場に来てくれたみなさんにワカメの種糸の取り付けをしてもらい、マイワカメのオーナーになってもらいます。
本日(11月13日)は主に事前申し込みをしてくれたみなさんの参加日です。まず、このワークショップの説明が行われました。ワカメを育てることは楽しいだけでなく、東京湾をきれいにすることにもつながるのです。また、このワカメのイベントの他に、海藻押葉、ムラサキイガイによる浄化実験、水質測定、水中テレビ中継など関連する海辺体験イベントも同時に行われているので、そちらへの参加も呼びかけました。受付が終わった参加者は、ひとりひとりが自分のワカメの目印とするプラバンを作り、岩手県釜石市から送られてきたワカメの種糸といっしょにロープにはさみます。このロープは「海をつくる会」のダイバーたちの手によりイカダに設置されました。そして、来年の収穫を待つのです。
さて、ワカメはどれくらいの大きさに成長するでしょうか(?)。楽しみですね。
というわけで、本日(11月14日)は二日目です。会場には午前中から一般参加の方々がたくさん来ています。受付をした方から順次プラバンを作り、種糸といっしょにロープにはさみこみます。海藻押葉、ムラサキイガイによる浄化実験、水質測定、水中テレビ中継なども昨日に引き続きおこなわれました。
臨港パーク内では、他にも様々な催しが行われていたので、みなさん一日楽しくすごしていただけたようです。
このワークショップでは、昨日今日の二日間で合計185人がワカメの種糸を取り付けました。
来年二月に収穫するときにはどれくらいの大きさになっているでしょうか。忘れないでとりにきてね。
平成17年2月26日(土)
今日は曇り、最高気温も6度程度までしか上がらないというとても寒い日です。でも、ワカメが大きく育っていると思うと寒さも気になりません。受付の後、12班に分かれて、各班のリーダーに説明などを聞きながら回収の順番を待ちます。
しばらくしてダイバーの手によって海から持ち上げられたワカメが登場すると、みんなから歓声が上がりました。ワカメは平均で1メートル位に育っていて、大きなものは1.5メートルもあります。大きく育ったワカメがたくさん海から上がってくる姿は圧巻です。あんなに小さな種糸からこんなに大きく育つなんて、自然というのはすごいものです。ワカメの中にはヨコエビやワレカラなどもたくさんいて、海のゆりかごにもなっているんですね。
お昼は恒例の味噌汁大会。今日のような寒い日にはあたたかいワカメの味噌汁がとてもありがたく思えます。そして、横浜の海辺を楽しんだみんなは、ビニール袋いっぱいにつめたワカメを持って帰ったのでした。
本日の参加者数は187名。さて、ワカメの回収量はどれくらいだったでしょうか...?、下の表を見てください。
人間の生活から流される排水などには、窒素やリンが含まれています。これが適度に海に流れ込むと栄養になり、生き物のためになるのですが、多すぎると富栄養化といって赤潮などの原因にもなり、生物が棲めない海になってしまいます。みなさんが育成したワカメは窒素やリンを吸収して大きくなりました。つまり横浜の海をどれだけきれいにしたかという結果です。
事前に一部のワカメで窒素やリンがどれくらい含まれているか分析をしました。それにみなさんが回収したワカメの重さをかけると全体の窒素やリンの回収量がわかります。
総炭素というのは、ワカメを有機物として見立てた場合に炭素量として表現したものです。
今回は12班に分けましたので、その総計を下記に掲載しました。各班ごとのデータはこちらでご覧いただけます。
総計
| 番号
|
氏名
|
ワカメの重さ(g) 平成17年2月26日
|
| 1
|
1班
|
27230
|
| 2
|
2班
|
42650
|
| 3
|
3班
|
51800
|
| 4
|
4班
|
31100
|
| 5
|
5班
|
48650
|
| 6
|
6班
|
79100
|
| 7
|
7班
|
40200
|
| 8
|
8班
|
30300
|
| 9
|
9班
|
50200
|
| 10
|
10班
|
45500
|
| 11
|
11班
|
21150
|
| 12
|
12班
|
31960
|
| -
|
合計
|
499840
|
| 乾燥重量
|
(合計*0.072)(g)
|
35988.48
|
| 総炭素量
|
(乾燥重量×254÷1000)
|
9141.07392
|
| 総窒素量
|
(乾燥重量×31.8÷1000)
|
1144.433664
|
| 総リン量
|
(乾燥重量×9.6÷1000)
|
345.489408
|