「東京湾の自然とともに暮らしたい」と、金沢文庫で魚料理店を始めた元横浜市職員が会長を務める市民団体が二十六日、より良い下水道の実現をテーマとしたシンポジウムを横須賀市で開く。都市施設として欠かせない下水道の役割を認めた上で、処理水などによる東京湾の汚染をどのように防いでいくか話し合う。
主催は海洋研究の学者、県内の地方議員らで組織する「東京湾海洋研究会」。県や東京都、横浜、川崎、横須賀市などの後援。会長の塩井豊さん(四七)は昨年まで横浜市職員として下水道局などへ勤務してきた。江戸前の魚を食べるイベント「東京湾食っちんぐ」などを開催する中で、海を軸とした新しい人生をスタートする決心をしたという。
シンポは午後一時から四時までで、会場は横須賀市本町のヨコスカ・ベイサイド・ポケット(京急汐入駅前)。海の汚れと浄化のメカニズムを説明するスライドを上映。その後、東邦大学理学部助教授(海洋生物)の風呂田利夫さん、横須賀市下水道部長の野村富久さん、元横浜市環境保全局長の鈴木重之さん、横須賀「水と環境」研究会の高橋弘二さんらが意見を交換する。定員三百人で、資料代千円。
塩井さんは海洋ジャーナリストの一柳洋さん(横須賀市議)とともに司会を務める。「海を守りたいという思いはみんな一緒だ。本音で語り合えばきっと良い提案も出る」と自らの経験を踏まえて市民と行政の橋渡しをする考えだ。
塩井さんの店は「豊旬」、京急金沢文庫駅下車徒歩十五分、シーサイドライン海の公園南口下車徒歩三分。東京湾料理と陶器など生活雑器を扱っている。
「海をきれいに、東京湾と下水道」をテーマに、海の浄化につながる下水処理や水循環を考えようというシンポジウムが、あす二十六日午後一時から四時まで、京急汐入駅前のヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀市本町)で開かれる。
江戸前の健康な海を未来に引き継ぐことを目的に活動を続けている市民グループ「東京湾海洋研究会」(塩井豊会長)の主催で、今年が五回目。
海洋生物学や社会工学の専門家、横須賀市下水道部長、横浜市の元環境保全局長など五人のパネリストによる討論のほか、海の浄化と汚れのメカニズムについてのスライド上映などを予定している。
資料代(千円)が必要。問い合わせ、申し込みは、東京湾海洋研究会事務局へ。