Sea of Tokyo Bay Action Voluntary Echo 21

第3回SAVE21東京湾まち育てコンテスト

みんなでつくろう東京湾ものがたり

  • 実施期日:2003年2月16日(日)作品制作10:00〜12:30/コンテスト13:30〜16:30
  • 場所:東京港野鳥公園 ネイチャーセンター(東京都大田区東海3-1)
  • 主催:SAVE21実行委員会
  • 共催:財団法人東京港埠頭公社
  • 後援:東京都、神奈川県、千葉県、横浜市、川崎市、横須賀市、千葉市、浦安市、市川市、船橋市、習志野市、東京湾岸自治体環境保全会議、財団法人世界自然保護基金ジャパン、財団法人日本自然保護協会、財団法人日本野鳥の会
  • 事務局担当:東京港野鳥公園グリーンボランティア
  • 天候:雨
  • 参加者:30名
  • 参加費:無料(東京港野鳥公園の入園料を除く)
  • 内容:参加者により「鳥と自然現象」「人と植物」「海の生きものと人工物」を題材とした三つのチームがつくられ、それぞれの視点からものがたりを作成する。作品制作に入る前に、東京港野鳥公園グリーンボランティアの案内により園内を散策し、材料の調達、イメージづくりを行った。これとは別に、事前に展示されていたパネル作品も審査の対象とすることとなった。発表の後、審査員と発表者の質疑応答、当日来場している一般参加者のポスティングや意見などを参考にしながら審査を進め、グランプリ、準グランプリ他の賞が決定した。
  • 審査委員長:延藤安弘(千葉大学工学部教授、特定非営利活動法人千葉まちづくりサポートセンター代表)
  • 審査委員:加藤幸子(作家・ナチュラリスト)、入江隆彦(独立行政法人水産総合研究センター)、尾上一明(浦安市郷土博物館)、米澤諭(東京港野鳥公園係長)、安元順(かわさき・海の市民会議)
  • 司会:田中宏実(千葉大学大学院自然科学研究科延藤研究室)
  • 当日制作作品(ものがたり、発表順):
    1. 鳥と自然現象チーム「都会と自然の出会い」
    2. 人と植物チーム「ワカメとサンゴのタンゴ」
    3. 海の生きものと人工物チーム「海の生きものに耳をすませよう〜海のシンフォニー」
  • パネル展示出品(発表順):
    1. 「東京湾一周」「海のポリフォニー」「東京湾の海水から塩は作れるか?」千葉大学教育学部附属中学校
    2. 「かわさき・海の市民会議 活動紹介」かわさき・海の市民会議
    3. 「グリーンボランティア」「ぐるっと潮入り観察会・春・夏・秋・冬」「干潟での活動」東京港野鳥公園グリーンボランティア
  • 審査結果:
    • グランプリ
      〜人と植物チーム「ワカメとサンゴのタンゴ」
    • 準グランプリ
      〜海の生きものと人工物チーム「海の生きものに耳をすませよう〜海のシンフォニー」
    • 佳作<笹くれだった人工となめらかな自然がとけあうで賞>
      〜鳥と自然現象チーム「都会と自然の出会い」
    • 佳作<感動と科学と表現のトリプルで賞>
      〜千葉大学教育学部附属中学校
    • 佳作<海を市民の生活空間に再創造するで賞>
      〜かわさき・海の市民会議
    • 佳作<グリーンボランティアの取りくみはひとつひとつのいのちをはぐくむで賞>
      〜東京港野鳥公園グリーンボランティア

参加作品紹介

都会と自然の出会い
漂着ゴミを有効利用しています
鳥と自然現象チーム「都会と自然の出会い」
     中央の流木を境に、右は東京湾、左は都会をイメージしたパネルを制作。上部は青い空と雲。

     私たちは自然と鳥というテーマで、ふたつが一緒になったものができないかと思いました。前浜で見つけた流木が、荒々しい自然、森や川を想像させる物でした。これを象徴的に中央に置きました。
     鳥を表すにはどうしたらいいかなと思いました。
    (鳥の着ぐるみをきて、飛んでみせる)
     今日は飛んでいますが、飛んでいるのは今日だけです。
     鳥は(浜辺を歩いている)足跡で表すことにしました。
     干潟で波音がしたので、波をつくりました。
    (波を動かす)
     カニもいます。
     流木を境に、左は都会のざわめきを表しています。都会のざわめきと、鳥や干潟の自然との出会いを流木がはたしています。
     空には入道雲。時期がそぐわないですが、海には入道雲が似合います。流木の隣にあるのはアシです。
     都会と自然(にぎやかな干潟)との出会いというものを表してみました。

ワカメとサンゴのタンゴ
左/ワカメとサンゴ 右/コイズミ
人と植物チーム「ワカメとサンゴのタンゴ」
     東京湾をイメージしたパネルを制作。そこを舞台にした人形劇。

    サンゴ「千葉から来た植物になりたいサンゴです」
    ワカメ「千葉に住んでいる女の子が飲んでいたお味噌汁から脱走してきたワカメです。今日は二人で東京湾に来ていろいろ発見したいと思います」
    サンゴ・ワカメ「出発進行!」
    男(小泉首相顔)「ワシは金は持ってるけど、金を使わないでなんとか自然から搾取して生きようと思っている人間です。さあ、今日は東京湾に来たので、釣りでもして美味しいご馳走をいっぱい取るかな」
    (釣り糸を投げる)
    男(小泉首相顔)「引いてる、引いてる」
    (貝殻がかかっている)
    男(小泉首相顔)「何だ、貝か。殻じゃないか。食えんな。もう一回、ひゅう」
    (釣り糸を投げる)
    男(小泉首相顔)「引いてる、引いてる。おや、重い、重い」
    (草履がかかっている)
    男(小泉首相顔)「なんだ、大物かと思ったら草履じゃないか。これも食えんな。今度こそ」
    (釣り糸を投げる)
    男(小泉首相顔)「釣れたぞ。今度は意外と軽いな」
    (堂本千葉県知事の顔写真が釣れる)
    男(小泉首相顔)「千葉から流れてきたのか。これも食えんな。もっと大物釣れないかな」
    (石原東京都知事の顔写真が釣れる)
    男(小泉首相顔)「おお、結構大物かな。まさに江戸前だ。しかし、これも食えんな。今日は食えるものがとれなかったな」
    (男、帰る)
    サンゴ「さっきからゴミばっかじゃん」
    (スポンジが飛んでくる)
    サンゴ「あっ、ゴミだ」
    ワカメ「でも、空き缶じゃなかったね」
    サンゴ「人工の物ばかりだよ」
    ワカメ「近くに工場があるのに、東京湾の水、意外にきれいだね」
    サンゴ「もっと空き缶があるかと思ったけど、空き缶は全然なかったね」
    (ワカメの元気がなくなる)
    サンゴ「あれっ、ワカメちゃんどうしたの」
    ワカメ「ひからびちゃった。乾燥ワカメに戻っちゃった。クラゲさん、助けて〜!」

海の生きものに耳をすませよう
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海の生きものと人工物チーム「海の生きものに耳をすませよう〜海のシンフォニー」
     詩の朗読の後、流木や空き缶等の漂着物でつくった打楽器による即興演奏がはじまる。三楽章からなる。

    海の生きものに耳をすませよう〜海のシンフォニー

    海の一日
    海へ行って耳をすましてみよう♪
    どんな声が聞こえるかな?
    ゴカイだって、クラゲだって、ヤドカリだって、カニだって
    生きている、しゃべっている、ケンカしている・・・
    みんなでいっしょに生きている

    海のいきものになったつもりで
    音を出してみると・・・・・♪

    #まちの音が生きものの声をかき消してしまうこともある#
    でも海はぼくらのすみか
    今日も生きている、しゃべっている
    海に来て耳をすましてみよう♪

海のポリフォニー
海のポリフォニー

東京湾の海水から塩は作れるか?
東京湾の海水で塩をつくった!
パネル展示作品
千葉大学教育学部附属中学校
  • 東京湾一周(指導教諭によるもの)
     ビデオ映像作品(約30分)。
  • 海のポリフォニー(指導教諭によるもの)
     館山の海岸で拾った貝殻を使った作品パネル。東京湾の海底で奏でられる不思議な音楽をイメージしている。いくつもの旋律が重なり合って、美しい音楽がつくられていて、その不思議な音楽は、地上の人も心と耳を澄ませば聞くことができる。という思いでつくられたもの。
  • 東京湾の海水から塩は作れるか?(生徒によるもの)
     学校の環境学習で、海水から塩をつくれるのか?ということについて実験したものをまとめました。
     まず、海水を取ってきて、理科室のロートを使い、きれいにしました。ちょっと工夫しただけで、こんなにきれいになりました。次に、海水からできた塩を、他の結晶とどう違うのか比較しました。理科の先生にどう違ったのか質問したら、海水にはいろいろな物質が含まれているので、結晶ができないのだそうです。
     塩作りをやってきて、私たちが一番感動したことは、塩が(実際に)できたことです。いろいろなアクシデントがありましたが、自分たちの力でできました。売っている食塩よりすごくからいです。
かわさき・海の市民会議
楽しい海の公園ができるといいですね
パネル展示作品
かわさき・海の市民会議
     活動内容の紹介パネルです。川崎の海は生命あふれるところでしたが、埋立により生活から遠ざかってしまいました。(川崎に残っている)昔からの漁業従事者が次の世代に記憶をつなげていけるような記念館や、市民が実際に海に触れて親しめる場所をつくろうという活動をしています。子供たちを集めて、どんな公園にしたらいいかというワークショップも開きました。しかし、我々が提案を進めていた公園予定地が国の広域防災拠点になってしまい、どうしようかと思っていたところ、つい最近国土交通省の方から、公園がつくれないということではなく、これから一緒に考えていきたいという話をいただきました。実現に向けて希望が持てているところです。近々ワークショップもはじまりますので、この活動を、川崎の海の魅力を多くの市民に広げていきたいと思います。(パネル2枚)
東京港野鳥公園グリーンボランティア
野鳥公園の四季を楽しみましょう
パネル展示作品
東京港野鳥公園グリーンボランティア
     地元(開催地)なので、パネルが大量にありますが、圧倒されずに見てください。ここでは、来園者に鳥の案内をしたり、行事の手伝いや調査、環境管理をしています。毎月の潮入りぐるっと観察会では、このパネルの写真にあるように、いろいろなものを見てもらっています。特に、干潟では、そだを作って潮の流れを変えてカニが増えるように工夫しています。(パネル14枚)

市民が育てる東京湾

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